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注目の一冊

ユニバーサル化時代の大学はどうあるべきか:ボーダーフリー大学の社会学

葛城浩一 著(玉川大学出版部、2025年刊)



 大学のユニバーサル化の影響を強く受けている、いわゆるボーダーフリー大学の実像について、「大学はどうあるべきか」という根源的問いのもと、学生と教員、そして教育・学習・研究の姿を、量的および質的なデータに基づいて描き出している。基礎学力の補償が教育目的の中心に置かれざるをえない学生像、授業が成立しにくい教室の条件、学生にとって「研究」が自明ではないという認識の断絶、卒業研究をめぐる学生の認識と一般の大学教育観とのずれ、さらに採用人事や学位要件をめぐる組織的条件など、多面的に実像に迫っている。
ISBN978-4-472-40641-6-C3037



【解説】

本セレクションは、各出版社及び編著者から推薦されたものを年度末に選定委員会が審査して決定しています。著者ないしは編集者・出版組織が会員であることが条件。本年度分として選定された書籍について、本欄で紹介しています。