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注目の一冊

ミネルバ大学を解剖する

松下佳代 編著、田中孝平・石田智敬・澁川幸加・大野真理子・佐藤有理・岡田航平・斎藤有吾 著(東信堂、2024年刊)



 ミネルバ大学の制度と実態を、文献調査に加え、20回以上にわたるインタビュー調査や訪問調査を通じて明らかにしている。既刊『ミネルバ大学の設計書』の教育内容が、どのように実践されているかがよく分かる。特に、汎用的能力の育成と評価について、カリキュラム、学習評価、授業法、準正課・課外活動、教職員、学生の成長などの諸要素に分解し、日本の大学の課題とも照らし合わせて、丹念に分析されている。学生の生活が具体的にイメージでき、読み物としての魅力もある。ミネルバ大学の影響は高校教育、企業研修にまで広がっており、教育関係者や一般の読者にとっても参考になるだろう。
ISBN978-4-7989-1916-4-C3037



【解説】

本セレクションは、各出版社及び編著者から推薦されたものを年度末に選定委員会が審査して決定しています。著者ないしは編集者・出版組織が会員であることが条件。本年度分として選定された5件について、応募順に本欄で紹介しています。