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注目の一冊

大学のIRと学習・教育改革の諸相:変わりゆく大学の経験から学ぶ

鳥居朋子 著(玉川大学出版部、2021年刊)



 大学における教学IRの観点から、内外の事例を体系的に論じている。米国、英国、フィンランド、それぞれの高等教育に関する質保証政策と、それに対する特にIR活動を中心とした大学の対応について事例を挙げて詳細に解説している。日本については、第3期認証評価で重視されている内部質保証システムにIRを機能させている3大学の事例を紹介するとともに、コロナ禍により学生の学習環境が大きく変わり、新たな課題が生じている点についても言及している。
ISBN978-4-472-40615-7 C3037



【解説】

本セレクションは、各出版社から推薦されたものを年度末に選定委員会が審査して決定しています。著者ないしは編集者・出版組織が会員であることが条件。本年度分として選定された3件について、応募順に本欄で紹介しています。