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注目の一冊

エビデンスの時代のFD:現在から未来への架橋

A・L・ビーチ/M・D・ソルチネリ/A・E・オースティン/J・K・リヴァード 著、林透・深野政之・山崎慎一・大関智史 訳(東信堂、2020年刊)



 アメリカにおけるFDの歴史・現状・課題を中心に包括的かつ体系的に説明しており、FDの全体像を示している。また、個別大学におけるFDプログラム開発の参考になる。さらに、FDのプログラム評価、研究対象としてFDを捉えた場合のその手法についても知見を提供している。大学教育センター等に所属する教職員にとって、FDの歴史を確認し、先進国と見なしうるアメリカにおける実態と課題を知り、日本における課題や展望を考えるための基礎資料として有益。
ISBN978–4–7989−1608−8



【解説】

本セレクションは、各出版社から推薦されたものを年度末に選定委員会が審査して決定しています。著者ないしは編集者・出版組織が会員であることが条件。本年度分として選定された8件について、応募順に本欄で紹介しています。